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スポーツチャンバラとは?

更新状況:
2011年11月1日→盾長剣の説明を追加 
2012年3月21日→棒・杖の説明を追加
2015年1月18日→基本動作の説明を追加
2015年8月25日→基本動作、長巻の説明を追加
 
規則やルールで不自由なスポーツではなく、自由奔放に神社の境内や野山を駆け回って遊んだ「チャンバラごっこ」を新しい安全な用具を開発することで「安全と公平そして自由」を担保し、体育館で行う現代的なチャンバラごっこ『スポーツ』の土俵に引っ張り上げた。用具は「エアーソフト剣」と称する柔らかい剣状のもので、その中身は世界中どこにでも共通する空気だ。
この用具の安全開発によって、世界中の人々が共通のスタンスで競技できるようになった。

  スポチャンには他にもさまざまなバリエーションが用意されている。例えば1対1で行うものは「対戦」といい、1対3などのように同人数でないものを「乱戦」という。また体育館やグランドで30対30,50対50など集団で戦うものは「合戦」といいこれはいわば昔のイクサごっこのことである。又、車椅子や障害者も参画している。
力の差や体躯の差のある場合(子供対大人など)は得物(武器のことを得物といっている)の長さを変えて対戦する。例えば、小太刀(60cm)対長剣(100cm)などとハンディをつければ、その差が克服できるのである。世界チャンピオンを相手にしても長剣を持った子供3〜4人でかかれば、子供たちのほうが勝つこともある。
また引っ込み思案の子供や、いじめられっ子も合戦や乱戦の仲間に入って体育館や運動場、野山を力一杯駆けめぐれば、日頃のストレスや運動不足も一挙に解消することができうであろう。
言葉の通じない外国の人達ともこの一本のエアーソフト剣で友達になることができるし、頭に紙風船をつけての風船割りゲームなどと友達、先生、親子の連帯感を深める上で大いに役立っている。

また、障害者大会も各地で盛んに実施されているが、それはリハビリとして、又健常者とのコミュニケーションとして役立っている。その指導者や、習技者それぞれの価値観でスポチャンを大いに活用しあまり老若男女の体力差や年齢差を気にせずきわめてリラックスした雰囲気をつくり自然の中で楽しむことが出来るよう推進している。

 

スポチャンは本当の意味で、”世界の老若男女が安全かつ公平にプレーできる”健康スポーツとして、名実ともに確立されたといっても過言ではないと思っている。

※国際スポーツチャンバラ協会 HPより引用しました。

スポーツチャンバラのルールについて。

基本的に身体のどの部分に当たっても一本になります。

  (ただし、短刀・短槍・長槍に関して言えば、面突きと胴突きのみ)

試合時間は1分間、1本勝負で延長は30秒まで。時間を過ぎると両者引き分けになり、双方ともに負けとなります。

  ただし、決勝は3分、3本勝負になり、先に2本を先取した方が勝ちとなります。

相打ちは、両者敗けとなります。

  3本勝負の場合は、相方が、1本づつ取ったことになり1本勝負として試合を行います

  ただし、先に1本を先取していた場合は、優勢とみなし、先取していた選手の勝ちになります。

得物を持っていない手で受ける事を『かばい手』といい一度のみ許されています。

  かばい手は「かばい手」と審判が警告し、警告を受けた選手は、腰辺にその手を固定して試合を続行します。

  尚、二度目は使えない(大けがをして使えないという前提)ため、使った場合はかばい手反則2回で1本とされます。

場外反則は1回までで、2回目で反則負けとなります。

  また、3本勝負では、仮に1本目で一度場外反則をとられてしまい、3本目もう一度場外に出た場合には、場外反則2回で反則負けになります。

試合中の転倒や得物を落とすなどを行っても、原則的に試合続行になります。

 

スポーツチャンバラの種目と得物について。

まずその前に・・・。 

スポチャンを安全に行うために、最低限、面を被っていただきます。

なぜ、面をつけるかというと、剣自体は中に空気が入っている『エアソフト剣』を使用しているので、剣による骨折などの受傷事故はほとんどないですが、身体でも柔らかい部分である『目』と『鼻』、『鼓膜』だけは当たったりすると大けがに発展します。 如何に『安全な道具』といえども、この部分の保護だけは最低限しなければなりません。
ですので、そんな部分の集合体である『顔と頭』を保護するための面を被って頂きます。

面は、3種類あります。

         旧面↓                          新面↓                     新新面↓   

  

 です。

当道場でもこの三種類を貸し出し用として持っているので、初心者の方はまず自分にどれが合うか試してもらい、入門して頂く際には、面は必ず購入して頂きます。

基本動作

この種目は打突種目(短刀、小太刀、長剣フリー、長剣両手、二刀、楯小太刀、楯長剣、棒、杖、短槍、長槍、長巻)の剣を使い、スポーツチャンバラの基本となる5つの打突覚えるために行なわれていた素振りを種目化したもので、スポチャンで唯一の形の種目になります。
一斉号令とともに、各コートの選手2名が基本動作を行い、その形の忠実性などを競い合います。
この種目においては、女性のしなやかさがかなり高い評価を受けており、過去行われた、世界選手権のグランドチャンピオンの9割が女性で、中には小学生でグランドチャンピオンに輝いた選手もおり、この種目は老若男女問わず、競い合うことのできる種目になっております。

短刀 全長60cm以下(短刀、小太刀両方とも使用可)

刺突部位は主として面(首から上)、胴(首から下、へそまで)のみ一本となります。
かばい手や足を突いた位では決定打とせず、致命傷になる部分の護身を目的に行われる種目です。
また、この種目に関しては蹴り技が認められています。
理由としては、元々スポーツチャンバラは護身道であり、身を守るための術を学ぶために開発されました。
実戦において、真性打撃である『蹴り』『関節技』『投げ技』などが出る可能性があり、恐怖心を払しょくするために短刀の試合ではこうした真性打撃を認められています。 しかし、現在では受傷防止のため、『蹴り』だけを残してそのほかは禁止となっております。
 

小太刀 全長60cm以下

スポーツチャンバラは「小太刀に始まって小太刀に終わる」といわれるぐらい人気のある種目で、又、この小太刀が入門の基本になります。
手近にある、雑誌をまるめて武器にするとか、木片や警棒警戒棒など実用性や軽さが護身道として適しています。
扇打、押打、回打、掏打など基本的な打法とデフェンスの囲い技がマスターできれば楽しい競技ができます。
短い、小太刀とはいえ卓越すれば、そのスピードは素晴らしい、長い物を圧倒する。まさに「スピードの祭典」と呼ぶに相応しい種目です。

 

長剣フリー 全長100cm以下

長剣でも、こちらはフリーハンドで、ヨーロッパのレピアやサーベル流の使い方の可能な種目です。
本来は両手、片手操法のどちらでも良く、フリースタイルだったのですが、競技会を重ねるごとに、多くが片手操法になりました。ただ、両手持ちでも出場できるのでご安心ください。

長剣両手 全長100cm以下

全長100cm以下の長剣を用い、両方の手で把時する種目です。いわば剣道を想像してもらえるとわかりやすいです。
世界の分布は圧倒的に片手使術が多いのですが、この打刀の使術は日本人にはなじみがが深く、捨て難い魅力があり、まさに子供の頃のチャンバラゴッコやテレビの時代劇がそこにあるからだと思います。
しかし日本剣道流はデフェンスが甘く、一足一刀で飛び込めば大方が相手の剣も当たってしまい、相打ちになるケースが多いので、この種目を行うに当たり、一考を要するところだと思います。

 

二刀 全長合計160cm以下

小太刀と長剣の2本を使う種目です。
日本では二刀といえば宮本武蔵の名前が出るほど、特異な構えのようですが、世界では二刀は極めて当たり前の構えで、ヨーロッパのある国では正規軍が全員二刀というポピュラーな構えになります。
左前でも右前でもよく、小太刀はデフェンスに使われる方が多いようですが、打突も有効です。 
 
 

楯小太刀 

 

左手(又は右)にスポンジ製の楯を持ち、右手(左手)に小太刀で戦う種目です。
楯を持って戦う法は日本では馴染みが薄いのですが、しかしヨーロッパでも又、アフリカ地方でも楯を使う剣術はかなり発達していて、デフェンス、オフェンスの両手操作バランスとタイミングが同時に使えて合理的な戦い方ができます。

 楯長剣 

 

2011年11月1日より正式種目入りした種目がこの楯長剣です。                                          
基本的に楯小太刀と同じでただ、持つ得物が小太刀から長剣に変わった種目です。                                                                                                      小太刀から長剣に変わった分、取り回しが長くなったりしておりますが、相手の打突を防げる利点がありますので、今後の発展が期待される種目です。                               

棒・杖(じょう) 全長200cm以下(棒は200cm、杖は140cm)

 上下どちらからでも打てるように工夫されている得物です。
棒は使い慣れると極めて妙味のある技が多彩に発揮できます。長剣や二刀と戦うとかなり強いですが、槍などには持つところの長さに問題があり、不利のときもあります。
棒先や棒尻を交互に使う左右打ちや、一回転して反動を利用して打つ回転、横面打ちや足打ちなど、相手の意表をついて功を奏することもあります。           
以前は、棒のどの部分を持ってもよかったのですが、ルール改正によりエアソフト部分(柔らかい部分)を持つことが反則になり、コネクター部分以外の硬い部分を両手保持をして打つことが原則になりました。
ただし、手の方向の持ち替えは反則とされていませんので、琉球棒術のような順手から逆手に持ち変えることは可能です。

 

短槍(たんそう) 全長100cm以下

短槍とは短い槍のことです。
このスポチャンには特に小学生が多く、低学年では自分の背丈の2倍近くはあるこの2メートルの槍を、操作する事自体無理があります。
それでも槍を好きな人たちが多く、有段者も相当数いますが、反面、長槍の級を取得するチビッコ選手が少ないのが現状です。
そこで小学生などにも楽しめるように、まずは短槍から始めることで長槍の使術を学ぶ事が目的でこの種目が作られました。
突いたり払ったり、避けたりと、かなりショートレンジでスピーディーな刺突の攻防を理解し楽しむ競技です。

 

長槍(ちょうそう) 全長200cm以下

槍をスポーツとして研究精進することは、極めて意義があります。
それは、飛び道具を除き、人類が手に持てる得物でこれ程戦果を上げたものはないからです。
極めて単純で直線的な強さは、古くより戦闘の中心となって活躍したものです。
物を持った剣術が徒手空拳の「三倍段」であるというならば、槍はその「剣術の三倍段」の利はあるといえます。  
この種目は、面突きと胴突きのみが有効打突で、面打ちや足打ちなどの打撃行為は禁止されています。

 

長巻(なぎなた) 全長200cm以下

長巻は以前、事故があった関係で正式種目から外れていましたが、2015年春より正式種目に戻りました。
長槍の得物を使い、面打ちや足打ちなどの有効打突にとりいれた種目です。
日本でいうところの『薙刀』や『長巻』、ヨーロッパでいうところの『パルチザン』などがこのカテゴリーに入ります。
長巻は柄が非常に長いので、かなり腕力を必要としますが、慣れてくると射程も長くかなり面白い種目です。
  

得物自由 ※すべての種目OK

得物自由は、スポーツチャンバラにおける全ての種目が出場できる、いわば『スポチャン界の無差別級』に当たります。
出場する選手の得物の比率としては、二刀 65%、楯小太刀20%、槍6%、棒3%、長剣フリー3%、その他3%といったところでしょうか。
各々自信のある得物を持ち、二刀VS一刀、槍VS短刀など様々な種目での戦いを見ることが出来るのもスポチャンの醍醐味です。
 

 

 
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